国立大学法人 豊橋技術科学大学

旧国際協力部門

ICCEED(International Cooperation Center for Engineering Education Development)

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ICCEEDの支援活動

インドネシア国立スラバヤ電子工学ポリテクニック教育高度化支援

インドネシアのスラバヤ電子工学ポリテクニック(EEPIS)は、教員の博士号取得を促進することにより教育の高度化に取り組んでいます。

本学は、EEPISにおける教育高度化を支援するため、2012年度にEEPISの候補教員4名を本学大学院博士後期課程英語特別コースへ受け入れました。ICCEEDはこの支援の企画調整などに関して協力しています。

アフガニスタン「未来への架け橋・中核人材育成」プロジェクトへの協力

「未来への架け橋・中核人材育成」プロジェクトはアフガニスタンに対する国際協力機構 (JICA) の技術支援プロジェクトです。

このプロジェクトの主な対象者は社会基盤などの分野に関連する省庁行政官及び大学教員であり、彼らがその分野で必要な知識と技術を日本国内の大学院修士課程等において習得することを目的としています。 本学は複数の研修課題においてアフガン研修生を大学院に受け入れる意向を明らかにしています。

2021年度は 4名を建築・都市システム学系の博士前期課程に受け入れました。

マレーシア高等教育基金借款事業への協力に関する調査

マレーシア高等教育基金借款事業は、マレーシアから日本への留学希望者に対して、円借款を活用して奨学金を支給することにより、日本の理工系学部及び大学院への留学を支援し、同国における技術者の育成を図るマレーシア政府の事業です。

現在の事業は第3期にあたり、1年間の予備教育、大学1, 2年次教育の計 3年間の教育をマレーシアで受けた学生が日本国内大学の学部 3年次へ編入され、留学生として 2年間派遣されています。2010年度から、ICCEEDはこの事業によるマレーシアからの本学への留学生受入可能性の検討を支援しています。

マレーシア日本国際工科院への協力

日本型工学教育を行う高等教育機関としてマレーシア日本国際工科院(MJIIT)が2011年に開校しました。日本側では、協力大学、外務省、文部科学省、JICAなどから成るコンソーシアムを形成し、カリキュラムの策定や日本人教員派遣等で支援しています。本学はこのコンソーシアムへ参画し、ICCEEDを通じてMJIITに協力しています。

インドネシア・スラバヤ工科大学研究員の受け入れ

インドネシア・スラバヤ工科大学からの協力依頼に基づき、本学は平成21年度よりインドネシア・スラバヤ工科大学教員を研究員として受け入れています。

スラバヤ工科大学は、インドネシア高等教育総局による高等教育高度化支援「関連性効率性向上高等教育運営事業」(Indonesia-Managing Higher Education for Relevance and Efficiency; I-MHERE) の支援を得ており、本学での教員の受け入れは、同事業の一環として行われています。

平成22年度は、本学機械工学系で教員2名を受け入れました。受け入れに当たっては ICCEED が連絡調整を行いました。

インドネシア「ハサヌディン大学工学部強化計画プロジェクト」

東北インドネシア地域の持続的な開発に資する人材の輩出に向け、ハサヌディン大学工学部の教育・研究体制の基盤を強化することを目的として、JICA が技術協力事業として 2009年 1月より開始した同プロジェクトには、調査段階および運営指導の調査団員として本センター客員教授が参加しており、本学の諸分野の教員も短期専門家として実施に貢献しています。

アセアン工学系高等教育ネットワークプロジェクトへの協力

アセアン工学系高等教育ネットワーク(ASEAN University Network/Southeast Asia Engineering Education Development Network; AUN/SEED-Net)プロジェクトは、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国の工学系 19大学と本学を含む 11の日本国内大学が協力して実施するプロジェクト方式技術協力で、研究能力向上、域内の学術交流を強化することを目的にしています。

本学では、教員がプロジェクトの国内支援委員を務めるほか、研究者の受け入れ等によりプロジェクトに協力しています。

大学生国際交流プログラムの推進

豊橋技術科学大学は毎年、本学と海外の諸大学の学生の間で共通する課題について研究討議を行うなどにより、国境を越えた学生間の相互理解を促進し国際的に活躍するエンジニアの育成に資するよう、大学生国際交流プログラムを実施しています。

大学間交流協定活動の促進

豊橋技術科学大学は 2013年 3月現在、海外の 60大学と交流協定を締結して大学間交流の推進に取り組んでいます.

ICCEEDはそれらのうち、次の 5大学との交流協定について、センター長が協定担当教員を務めることなどを通じて、交流と連携の強化に努めています。

  1. バンドン工科大学 (インドネシア 1995年締結)
  2. タマサート大学国際工学部 (タイ 2000年締結)
  3. スラバヤ工科大学 (インドネシア 2000年締結) (協定主担当教員は関下信正准教授)
  4. マレーシア科学大学 (2006年締結)
  5. ベトナム国家大学ハノイ校・工科技術大学 (ベトナム 2010年締結)

豊橋技術科学大学インドネシア事務所への協力

豊橋技術科学大学は、中国の瀋陽市とインドネシアのバンドン市に海外事務所を置いています。

本学インドネシア事務所 (バンドン工科大学内) において、ICCEED 国際連携コーディネータであるバンドン在住のサトリオ・スマントリ ICCEED 客員教授が、インドネシア事務所の活動を現場で支援しています。また、事務所長をICCEEDセンター長が務め、大学の情報発信やインドネシアの高等教育機関との連携強化を図っています。

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