概要

グローバル化の促進により、人・知識・情報等の流動性が高まり、国際的な競争と協働に対する取り組みが必要とされています。高等教育においても、教育のグローバル化とともに、その競争力を向上することが求められています。

平成24年度第1回ICCEEDセミナーでは、1）文部科学省高等教育「OECD高等教育政策レビュー」作成協力者、JICA「AUN-SEED-Net」事業評価委員、日本学術振興会「大学の世界展開力強化事業プログラム」委員会審査部会（ASEAN）委員等を歴任され、高等教育の国際連携・協力等を中心に研究されている名古屋大学大学院国際開発研究科准教授、米澤彰純氏をお招きし、昨今の教育のグローバル化に対する動向についてお話し頂きました。特に、アジア諸国における著しい高等教育の発展に対し、今後日本の高等教育が「教育のグローバル化」に対して取り組む方向性等についてご講演頂きました。

2）豊橋技術科学大学環境・生命工学系教授、岩佐精二氏にラオス・ベトナムにおける教育研究協力活動の中で、どのような点について協力され、その協力によりどのような変化があり、その活動から得た経験等を実例としてお話頂きました。

その後、高等教育グローバル化及び日本の工学教育の海外展開の意義について議論致しました。

---

日時	平成25年3月15日（金）16:25 - 18:00
会場	豊橋技術科学大学 総合研究実験棟 3階305号室
テーマ	高等教育のグローバル化 ―教育の国際競争力向上に対する示唆―
講演 1	高等教育における教育のグローバル化の現状 米澤 彰純 氏（名古屋大学大学院 国際開発研究科 准教授）
講演 2	ラオス・ベトナムにおける教育研究協力活動 岩佐 精二 氏（豊橋技術科学大学 環境・生命工学系 教授）
備考	言語: 日本語、参加費: 無料