国立大学法人 豊橋技術科学大学

旧国際協力部門

ICCEED(International Cooperation Center for Engineering Education Development)

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2010年度 第2回 人材育成支援セミナー

人材育成支援セミナー

当センターでは大学、高等専門学校の工学教育の分野での途上国協力に関わっている方々を対象として、途上国との協力を進めていく上で必要となる知識の向上を目的に「人材育成支援セミナー」を開催しています

概要

近年、経済・社会のグローバル化を背景に、 教育とりわけ工学教育において国際通用性及び質の向上が求められています。 先進 ASEAN 加盟国であるインドネシア共和国及びタイ王国においても、 アジア地域の産業発展との関連において、教育の国際化と質の向上の努力がなされてきています。こうした状況を背景に、インドネシア及びタイを中心に、アジアにおける工学教育の国際化と質の向上に関する取組みについて、 「アジアにおける工学教育の国際化と質の向上」セミナー(平成22年度第2回人材育成支援セミナー)にてご講演頂きました。本セミナーは本学のFD事業及び特別教育研究経費事業「国際的標準として認知される工学教育プログラム開発」事業に協力して開催され、28名の参加がありました。

Prof. Satryo Soemantri Prof. Satryo Soemantri

本セミナーでは Satryo Soemantri 氏(バンドン工科大学客員教授)、Chongrak Polprasert 氏(タマサート大学シリントン国際工学部部長)の両名をお招きしました。 Satryo Soemantri 氏には「インドネシアにおける工学教育の国際化と質の向上」と題して、技術者倫理を考慮した工学教育のカリキュラムや国際競争力に関する報告書を基にしたインドネシアの科学技術水準などについてご講演頂きました。 Chongrak Polprasert 氏には「タイにおける工学教育の国際化と質の向上 -タマサート大学シリントン国際工学部の事例を中心に-」と題して、タイにおける産学連携と工学教育の現状、さらにシリントン国際工学部発足当時からの産業界との密接な連携関係とその工学教育への活用についてご講演頂きました。

講演後は、工学教育における起業教育、研究における産学連携の状況、技術者教育認定に関するインドネシア・タイの状況、 報告書におけるインドネシアの科学技術水準の評価と実際との差異などについて活発な質疑応答が行われました。


日時 2010年11月29日(月)16:30 - 18:00
会場 豊橋技術科学大学 総合研究実験棟 9階セミナー室
テーマ アジアにおける工学教育の国際化と質の向上
講演 1 インドネシアにおける工学教育の国際化と質の向上
  • 米Satryo Soemantri氏、バンドン工科大学客員教授、ICCEED 客員教授
講演 2 タイにおける工学教育の国際化と質の向上 -タマサート大学国際工学院の事例を中心に-
  • Chongrak Polprasert 氏、タマサート大学シリントン国際工学部 学部長

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