国立大学法人 豊橋技術科学大学

旧国際協力部門

ICCEED(International Cooperation Center for Engineering Education Development)

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自動車裾野産業育成のための産学官連携コーディネータ養成

JICA研修員受入事業とは

研修員受入事業は、開発途上国の人材育成を目的として、開発途上国の今後の中核的な行政官、技術者、研究者などを「研修員」として招き、その国で必要とされている知識や技術を伝えるものです。

研修員受入事業にはいくつかの種類があり、集団コースは、開発途上国が共通に直面している課題を解決するためのコースです。

自動車裾野産業育成のための産学官連携コーディネータ養成

JICA 集団研修「自動車裾野産業育成のための産官学連携コーディネータ養成」は、平成19年度から平成21年度まで豊橋技術科学大学が受託をし、ICCEED が実施団体として関わった事業です。

開発途上国では、裾野産業の育成が経済発展を促進する上で重要となっており、特に多くの裾野産業が存在する自動車産業では、その重要性は大変大きなものとなっています。

こうした自動車裾野産業育成のためには、地域の工学系大学が自動車裾野産業と連携し、技術的な支援をすることが必要ですが、開発途上国では、政府の連携推進予算の不足や大学における低調な研究活動などの理由により、産官学連携による自動車裾野産業育成は有効に機能していません。

本研修では、開発途上国における産官学連携を推進するため、大学教員を産学連携コーディネータとして育成することを目的としていました。

研修期間

  • 第3回: 平成21年10月5日来日-11月13日帰国
  • 第2回: 平成20年10月5日来日-11月7日帰国
  • 第1回: 平成20年1月22日来日-2月22日帰国

受入国(人数)

  • 第3回: パキスタン(2)、ベトナム(3)、タイ(2)、インドネシア(2)
  • 第2回: エジプト(1)、スリランカ(2)、マレーシア(1)、タイ(1)、インドネシア(2)、メキシコ(1)
  • 第1回: インド(2)、中国(2)、トルコ(2)、ベトナム(1)、インドネシア(1)、フィリピン(1)、モロッコ(1)、ブラジル(1)

カリキュラム(平成21年度)

  1. 産官学連携基礎講座(産学連携の流れ、産学連携と地域連携機関の役割、産官学連携と大学・企業・社会)
  2. 知的財産基礎講座(知的財産政策と経済成長、企業および大学における知的財産管理、知的財産政策と産学連携、知的財産政策と地方自治体、知的財産政策とIP教育、知的採算政策の将来の展望)
  3. 産官学連携と技術経営基礎講座(技術経営に関する基礎講座、技術開発における技術経営と産学連携の重要性、技術経営の事例学習)
  4. 企業ニーズの調査実習(モデル企業を用いたニーズ分析およびケーススタディ、自動車部品メーカー1、メーカー2 への企業ニーズ調査)
  5. ニーズ・シーズマッチング実習(モデル企業ニーズと本学シーズのマッチング、実例に基づく事例研究、自動車部品メーカー1、メーカー2への回答案提示)

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